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ビルの解体にかかる費用はどれくらい?安く抑えるコツも紹介!
2024年01月12日
ビルの解体にかかる費用の相場
ビルの解体にかかる費用は、ビルの構造によって大きく異なります。
それぞれの構造ごとの解体費用の相場を解説します。
鉄骨造
鉄骨造とは、柱などの骨組みに鉄骨を使用した建物です。
鉄骨造はS造と書かれることもあり、ビルの場合は重量鉄骨が用いられることが多いです。
木造よりも丈夫で解体時に廃材となる柱の本数も少ないため、ビルの中でも比較的安く解体できます。
鉄骨造の解体費用は、1坪あたり35,000~50,000円が相場です。
廃材も少ないため、解体工事にかかる期間も短い傾向にあります。
鉄筋コンクリート造
鉄筋コンクリート造は、鉄筋とコンクリートを組み合わせ、強度を高めた建物です。
耐火性や防音性、耐水性や気密性に優れた構造ですが、カビが生えやすいというデメリットもあります。
鉄筋コンクリートは強度も強く、外からは埋め込まれている鉄筋の数を判断できません。
そのため、解体した後に廃材処分費が決まります。
鉄筋コンクリート造のビルの解体費用の相場は、1坪あたり32,000円〜50,000円です。
鉄骨筋骨コンクリート造
鉄骨筋骨コンクリート造は、鉄骨と鉄筋を組み合わせ、隙間にコンクリートを流し込む構造です。
鉄筋コンクリート造よりも強度が高く、高層ビルやタワーマンションなどで用いられています。
鉄骨筋骨コンクリート造は強度が高く、解体に多くの時間が必要となるため、他の構造よりも解体費用が高くなる傾向にあります。
鉄骨筋骨コンクリート造の解体費用の相場は、1坪あたり45,000円〜60,000円です。
ビルの解体費用が高くなる原因
ビルの解体費用は構造だけではなく、周辺環境や廃棄物の有無などでも大きく異なります。ここからは、ビルの解体費用が高くなる原因について解説します。
原因①重機が通れない道にある
ビルの解体費用は、周辺環境にも左右されます。
建物が密集している場所にあるビルを解体する場合は、防塵・防音対策が必要です。
また、重機が入れない狭い道にあるビルを解体する場合は、手作業で解体しなければなりません。
本来は必要としない。
防塵・防音対策や手作業を行う必要があるため、ビルの解体費用が高くなります。
原因②家具・家電が残っている
ビルを解体する際に、ビル内に家具や家電が残っている場合は、解体と同時に処分してもらうことが可能です。
しかし、鉄筋やコンクリートなどの廃棄物とは処分方法が異なるため、費用が高くなります。
原因③アスベストが使用されている
アスベストは2006年から全面的に使用が禁止されています。
しかし、1975年以前はアスベストを使用したビルが多く建てられていました。
アスベストの処分は、専門業者しか行えないため、アスベストを使用したビルを解体する場合、解体費用が高くなります。
アスベストの処理にかかる費用は、発じん性レベルによって異なります。
どのレベルのものが使用されているかどうかは、解体前の調査で判断可能です。
ビルの解体費用を安く抑えるコツ
都心部にあるビルや鉄骨筋骨コンクリート造のビルは、どうしても解体費用が高額になってしまいます。
ここからは、ビルの解体にかかる費用を安く抑えるコツを紹介します。
繁忙期を避ける
建設業の繁忙期は、9月と12月〜3月です。
繁忙期にビルの解体を依頼すると、通常よりも高い費用が必要になる可能性があります。
閑散期は4~6月となるため、建設業の繫忙期に解体する必要がない場合は、繁忙期を避けて依頼しましょう。
複数社から見積もりをとる
ビルの解体費用は、業者によって異なります。
最初から1つの業者に絞って依頼してしまうと、高い業者に当たってしまう可能性があります。
同じ工事内容であっても、業者によって費用が大きく異なる可能性があるため、複数社に見積もりを依頼することが重要です。
複数社に見積もりを依頼することで、業者間で価格競争が起こり、工事費用が安くなるケースも少なくありません。
優良業者に依頼する
複数社に見積もりを依頼することも大切ですが、価格だけで業者を決めてはいけません。
見積もり時点では安い金額を提示し、追加工事が発生したという理由で追加の費用を請求する業者もいるため、注意が必要です。
業者を比較する際は、金額だけではなく実績や工事内容まで、しっかりと確認しましょう。
おわりに
ビルの解体にかかる費用の相場について、詳しく解説しました。
ビルの解体にかかる費用は、ビルの構造によって異なります。
また、ビルにアスベストが使用されている場合や狭い道に建設されたビルは、解体費用が高くなる傾向にあります。
ビルの解体費用を安く抑えるために、複数社に見積もりを依頼し、安心して任せられる業者を見つけましょう。
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